・迅速な状態確認と応急処置
傷病者が発生した時に救命が必要な状態なのか、早急に処置が必要かを判断します。心停止の場合はその判断と処置の介入スピードが大事となり、意識、呼吸、循環の確認を直ちに行い処置に入る必要があります。これにより、傷病者の生存率を高めることが可能です。
・選手、指導者、家族に説明と指導
傷病者が発生した時には小規模でもパニックが起こりやすく、その際にスポーツ救護ナースとして的確に指示や説明を行います。ナースの強みとして、それぞれの立場に立った説明を行い理解を進めることが可能です。
・救急搬送の手配
救命を要する場合は運営の方と連携して手配を行います。それ以外の猶予のある傷病者に対しては、症状に応じて搬送先を選定いたします。
・運営の医療体制のコンサルテーション
大会やイベントの感染管理や医療体制についての確認や提案をいたします。Emergency Action Plan(EAP)を作成し、問題が起きた時の対応の組織化、認識の共有を行います。
・試合前後のコンディショニングチェック
選手の試合前後のコンディショニングを確認し、適宜指導や注意喚起を実施します。また、体調不良者の把握や受傷やへの説明と指導も行います。(選手、指導者、家族)
・選手サポート
内容としては傷害を抱えている選手の処置(創傷処置)、予防処置(テーピングやストレッチ)です。
・現場に参加している医師や理学療法士、柔道整復師などと連携し、チーム医療を提供
運営の方を始め、医師や理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、アスレティックトレーナー、救命救急士など様々な職種の方と接する機会があります。スポーツ救護ナースとして、それぞれの職種の方との共通言語の認識があり、コーディネーターの役割が果たせます。
・活動の円滑化を図る
状況に応じて役割分担が必要となり、コーディネーターとして活動をしながら不足している領域をスポーツ救護ナースが補完する役割を担います。
・対象の希望や状態に合わせた健康指導
健康やスポーツについての悩みを抱えたまま生活している人も多くいるのが現状です。相談の窓口として第三者が入ることで、悩みのはけ口となることが役割と考えています。また、対象者が希望すれば、個別の看護計画を立案し各個人にカスタマイズされた健康管理・増進のプログラム提供と評価、フィードバックを実施します。
また、希望や必要に応じて提携クリニックや専門の理学療法士への紹介が可能ですので、お気軽にご相談ください。
どんな時に依頼するの?
・スポーツ大会などのイベント開催時の救護が欲しい
・外傷や障害予防について相談したい